鎌倉散策

 鎌倉大仏

 
 鎌倉と言えば大仏さん。高さは台座を含めて13.38m、重量約121ton。鎌倉時代、東国にも大仏を造ろうとした源頼朝の意志で計画されたと言われる。最初の大仏は木造であったため、台風により崩れてしまった。その後、青銅の大仏が鋳造された。大仏殿は台風、津波等で破壊流失され、現在のような露座の大仏となってしまった。塩害、大気汚染等の浸食で貴重な文化遺産の傷みが心配されている。


 
 

 

 

鎌倉長谷寺

 鎌倉時代以前からある古寺で、天平8年(736)に出来たと言われている。本尊の十一面観音は、高さ9.18mあり、木造では日本一と言われている。康永元年(1342)に足利尊氏が金箔を施したと言われる。残念ながら撮影は禁止されているため、その美しい姿を撮ることは出来なかった。
 鎌倉小町通り

 
 鎌倉駅前の大鳥居を、鶴岡八幡宮へ向かって賑やかな小町通りが真っ直ぐにのびている。道路両側には、様々なお店が並び、訪れた人達の目を楽しませてくれる。大勢の人達につられて、何かと衝動買いをする。せんべい、お饅頭と、安いお土産が増える。
 
 

 

 

 

鶴岡八幡宮

 源頼義が、京都石清水八幡宮を、鎌倉由比ヶ浜郷に頂き、社殿を創建した。その後、源頼朝が鎌倉入りしたとき、由比ヶ浜の八幡宮を今の場所に移し、現在の姿に整えた。その時、頼朝は、すでに平家を滅亡させ、奥州、藤原氏も討伐し、全国60余州を平定した時である。一年後、征夷大将軍となり、まさに頼朝の絶頂期であった。鶴岡八幡宮は、頼朝の力を内外に見せつける鎌倉のシンボルだった。
 稲村ヶ崎の夕日

 驕れる者ひさしからず、盛者必衰の理あり,壇ノ浦で平家は源氏に滅ぼされた。そして鎌倉に権勢を誇った源氏も、由比ヶ浜に黄金の太刀を奉じて潮を引かせた新田義貞に攻められ、鎌倉は滅亡した。今から675年前。その由緒ある歴史の海岸に面して、鎌倉海浜公園がある。西に江ノ島を望み、何もかも見てきた夕日が静かに沈んでいく。人間の歴史なんか、未来永劫輝き続ける太陽の瞬きにも及ばない小さな小さなことなのだ。
 

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